徳之島の紹介
徳之島(とくのしま)は、南西諸島の奄美群島に属する離島で、住所は鹿児島県になります。
徳之島町、伊仙町、天城町の3町があり、車なら1時間ちょっとで島を一周できます。
位置的には沖縄に近く、気候としては亜熱帯気候で、1年をとおし温暖で降水量の多いのが特徴です。
農産物としては、サトウキビ、ばれいしょ(ジャガイモ)、牛、豚、シークニン、パパイヤ、マンゴーなどが有名で、水産物としては、キハダマグロ、ソデイカ、カツオ、イセエビ、ヤコガイなどが有名です。
温暖なせいか、食べ物は比較的、塩っけが多い気がします。
名産の黒糖焼酎とじっくり煮込んだ塩豚を食べると、徳之島に来たな〜という感じがします。
そして、徳之島といえば、なんといっても闘牛でしょう。(ショップのロゴにも描かれています!)
闘牛場が複数あり、夕方になるとトレーニングをしている闘牛を必ずみかけます。
子供から大人まで、一生懸命、闘牛の世話をするんです。
地元の闘牛好きの方にちょっと話を振ろうものなら、話は数時間止まらないでしょう(笑)
観光名所としては、サンゴ礁で囲まれた徳之島ならではの場所が多いです。
西海岸は波の浸食作用によってできた海岸の崖が多く、ムシロ瀬、犬の門蓋(インノジョウブタ)などの景観に恵まれていることから、島の海岸線の約7割は奄美群島国定公園の指定区域となっています。
寝姿山(ネスガタヤマ)
島の北部には天城岳を中心とした山塊があり、横から見ると女の人の寝た姿に見えることから、地元では「寝姿山」と言われています。
景観の一部として扱われる為、徳之島の名所としてはあまり取り上げられてはないのですが・・・。
天城町から徳之島町に向かう海岸線の道を幾度となく通るたびに、その姿に見入っている事に気づきました。
最初のうちは、「顔はどこだ?」「胸はどこだ?」と思うのですが、何度も見てると分かってきまよ^^
ムシロ瀬(ムシロゼ)
むしろを敷き詰めたように見えることから、ムシロ瀬と呼ばれています。
地層が波によって浸食され、波があたらなかった海面下の花崗岩が平らになり、そのような景観を創り出したと言われています。
島の北に位置する為、とても風が強いのですが、また、それがほんとに気持ちいい。
ほんとうに珍しい光景をここでは見ることができます。
犬の門蓋(インノジョウブタ)
強い波に侵食されて出来た、門のような穴がメガネのように開いています。
他にもサンゴ礁が隆起した島だからこそ見える、神秘の造形が広がっています。
地面に大きく開いた穴や、複数のキノコのような形をしたサンゴ礁、遠くに広がる絶壁など、自然が作り出した光景が広がります。
私はまだ見たことがないのですが、展望台からはくじらが見えるときがあるとのこと。
場所によっては足場が悪いところもあり、全部見たいのであれば、しっかりとした靴で行くことをお勧めします。
金見崎ソテツトンネル(カナミザキソテツトンネル)
ソテツがアーチとなって、長いトンネルとなっています。
虫が苦手な方はちょっとドキドキするかもしれません^^
ソテツは島の至る所にあり、背の低いヤシの木みたいな感じです。
長いトンネルを抜けた後の景色はなかなかです。
私がお薦めしたいのはさらにあります。
金見ソテツトンネルの裏の方に灯台があり、その横をくぐると〜。
地元の人しか知らないすごい景色が広がります。
ほんとに素敵な場所ですが、行くまでの道がちょっとこわいです^^
犬田布岬(イヌタブミサキ)
岬は断崖絶壁にあり、崖の地形と広大な海を眺めることが出来ます。
犬田布岬には戦艦大和の慰霊塔が立ち、春には慰霊祭が行われています。
この岬でもう一つ注目すべきところは、かなりの高い可能性で「海がめ」を見ることが出来ることです。
駐車場から慰霊碑に降りてくる一本道は、断崖の端まで続きます。
その行き止まりから海を眺めてみると〜、10分に一回くらい、息継ぎをする為に海がめが!
奄美十景のひとつとされる絶景と海がめ、なかなかの見ものです。
畦プリンスビーチ海浜公園(アゼプリンスビーチカイヒンコウエン)
昭和47年に今の天皇陛下が皇太子時代に訪れ、美智子妃殿下と砂浜を散歩されたことから、
この名が付けられたそうです。
とても綺麗な海と白い砂浜が広がる砂浜で、シュノーケリングなども楽しむことが出来ます。
また、公園と名がついていますが、ビーチそのものはほとんど人がいません。
ですので、プライベートビーチに来たような気分にさせてくれます。
公衆便所やシャワーなどはあるのですが、店などは離れたところにしかないので、
行くときには全て準備していかなければ、海水浴は楽しめません。